野球とサッカーの強豪・北陽高校が
教育の一新を図るため関大第2の併設高校に
学校法人関西大学(吹田市山手町3丁目3番35号、森本靖一郎理事長)と学校法人福武学園(大阪市東淀川区上新庄1丁目3番26号、福武道裕理事長)は、2008年(平成20年)4月1日を期日として両法人を合併させることについて合意に至り、本日、基本契約を締結しました。合併後、学校法人福武学園は解散し、同法人が運営する北陽高等学校は「関西大学北陽高等学校」に名称を変更します。
1 合併の主旨
今日、学齢人口の減少により、大学も高等学校も厳しい競争にさらされています。そのため、大学と高等学校が緊密なネットワークを構築し、シナジー効果を発揮することにより、お互いの発展につなげようとする取り組みが各地で進められています。こういった情勢を受け、このたび関西大学と北陽高等学校は、統合により双方の教育活動がより充実・発展するものと判断し、上記の合意に達しました。
2 北陽高等学校側の事情
北陽高等学校は、1925年(大正14年)3月に設立された80年の歴史を有する男子校で、これまでに3万人を超えるOBを世に送り出しています。「知・徳・体」の調和のとれた人間育成を教育理念として、文武両道、質実剛健の伝統を今に継承しています。また、スポーツの北陽としてつとに有名で、特に本年は、第79回選抜高等学校野球大会への出場が決定し、校内も熱気に包まれています。教育面では、創立80周年を機にコース制を再編するとともに、平成20年度から共学化を進め、生徒一人ひとりの個性を磨き、学力の向上を図っていこうとしています。さらに受験生に対してインパクトのある戦略を加えることが不可欠との判断から、今回、関西大学との統合を発案するに至りました。
3 関西大学側の事情
関西大学は、これまで併設の高校は一校しか持っておらず、既存の併設校の活性化のために、かねてから併設校を増設したいと考えていました。今回、福武学園から統合の申し入れがあり、検討を重ねた結果、これを受諾することになりましたが、そのもっとも大きな理由は福武学園の建学の精神・教育理念に賛同したからです。すなわち、福武学園は本学の理念である「学の実化」を創建された故・山岡順太郎学長のご子息が創設された学園で、山岡順太郎先生の理想とされた教育理念がみごとに息づいており、本学の併設校足るに相応しい学園であると判断したからです。
4 北陽高等学校と関西大学の深い縁
関西大学と北陽高等学校には深い縁があります。北陽高等学校は、1925年(大正14年)、北陽商業学校として発足しました。創始者の山岡倭氏は、「関西大学中興の祖」と言われる山岡順太郎先生のご子息であり、初代校長の糸島実太郎先生は関西大学専門部経済学科のご出身です。当時、関西大学学長であった山岡順太郎先生は、糸島先生を援けて設立に力添えされました。爾来、折々に関西大学出身者が北陽高等学校の発展に寄与してきました。また、関西大学の稲野治兵衛元理事長は、北陽商業学校のご出身です。
5 今後の計画
今後、「合併推進協議会」(仮称)を設置し、合併に向けた具体的な協議を進めていきます。特に、北陽高等学校の教育改革については、関西大学としてもできるだけの支援を行い、生徒のニーズに一層応えられるような改革を実現するため、同校の歴史と伝統、特色を尊重しながら充実を図ります。
