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トピックス(詳細)2016年度

国際部・カイト由利子教授の最終講義を開催しました。

千里山キャンパスで23日、国際部・カイト由利子教授による最終講義を開催しました。

カイト教授の専門は「社会言語学」「第2言語習得」で、日米のさまざまな大学での講師等を経て1998年に本学教育職員に着任。以降、19年にわたって日本人学生に向けた英語教育ならびに留学生に向けた日本語教育など、本学学生らの語学習得に関する教育・指導に力を注ぎました。また、副学長や国際部長などの要職も歴任し、外国語学部の設置や海外大学との協定締結など、一層の国際化推進を図る大学の先頭に立って、その舵を取りました。

「こんな寒い雪の降る日に、たくさんのご参加をありがとう」。一人ひとりの心にそっと届けるような優しい感謝の言葉で最終講義は開始。カイト教授の人柄ゆえなのか、国内外に広大なネットワークを持つその人脈が本学を発展に導いたことはいうまでもなく、この日もたくさんの学生、教え子、教職員で教室は満席となりました。

カイト教授は「若者のコミュニケーション」をテーマに、若者言葉や曖昧表現、建前・本音といった日本語の特徴を紹介。こうした言葉を便利と捉える一方で、「はっきり言わないと相手がわからないこともある」と、国際交流の観点では、シャイで対立を避ける傾向にある日本人の特性が弊害となって、他者と深い関係になりにくいという問題を指摘しました。さらに、「そうした部分から日本人との壁を感じている留学生も多い」と現状を惜しむなどして、グローバル化が加速化するなかでの課題に触れました。
またコミュニケーションの議論から、言語の役割について「人と人との関係を作りやすいツール」と整理したうえで、他言語・多文化時代の外国語教育において、「言葉で正確に考えや気持ちを伝え合える対話力が必要」と強調し、他者とのつながりおよび意思疎通によって問題解決を図ることの重要性を説きました。

最後にカイト教授は、「これまで色々な仕事をしてきたけれど、国際部での仕事が一番楽しかった。何より素敵な同僚に恵まれた。ますます素晴らしい大学になるように、そして学生をはじめとする皆さんの活躍を心から祈っている」と謝辞を述べ、「関西大学の皆さん、留学生の皆さん、思い切って羽ばたいてください」と笑顔でエールを送りました。

カイト教授最終講義
カイト教授最終講義
カイト教授最終講義
カイト教授最終講義

2017/01/28/ 10:00 UP

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