清水希容さんが現役最後の演武を披露

 5月19日、東京五輪空手形女子で銀メダルを獲得した本学卒業生の清水希容さん（ミキハウス所属）が競技生活の集大成として最後の演武を行い、引退の記者会見に臨みました。

 清水さんは今月、競技者としての引退を発表。この日は兵庫県の尼崎市記念公園ベイコム総合体育館で開かれた全日本実業団空手道連盟第4回西日本地区大会の冒頭で記念演武を披露し、スピードあるしなやかな動きに集まった観客や選手たちから盛大な拍手を受けました。

 記者会見では、引退を決意したきっかけはひざのけがが悪化しており、ベストが出せない状況で試合に臨むことが嫌だったことを率直に述べるとともに、「競技者としては引退しますが、今後も空手家として精進していきたいです。空手の普及、魅力を広めることなどに努め、『動ける指導者』を目指すためにコーチの勉強もしたいです」と今後の展望についても明るく語りました。

 選手として活躍した本学の体育会空手道部についても触れ、「今は『形』の選手も増えており、良い選手もいます。今後も母校に顔を出して、つながっていきたいです」と母校へ思いを寄せる場面もありました。

 清水さんは、2016年に本学文学部を卒業。2013年から全日本選手権7連覇、2014年・2018年アジア大会2連覇、2014年・2016年世界選手権2連覇などの成績を収め、東京五輪では銀メダルを獲得しました。