春川正明客員教授による講演会を開催

 千里山キャンパスで17日、本学客員教授でジャーナリストの春川正明氏による「テレビ報道ほど面白い仕事はない」と題した講演会を開催しました。

 春川氏は、本学社会学部を卒業後、テレビ局の解説委員長、プロ野球球団の国際部長などを歴任し、ロサンゼルス支局長や国内のテレビ番組プロデューサーなど経て、現在はコメンテーターとして活躍しています。

 講演では、海外特派員時代の経験を中心に数々のエピソードを具体的に紹介し、報道の仕事について「自分にとってこんなに面白い仕事はない」と熱弁。人との出会いを通じた思いも寄らない仕事との縁や周囲の人からの助けに恵まれたことから、「人とのご縁を大切に」「夢は、ぜひ口に出してください」と学生らを鼓舞するように語り掛けました。

 また、一見華やかな世界の裏側で、春川氏が苦労や失敗から多くを学んだことも実話を交えてざっくばらんに語り、社会でのコミュニケーションの取り方や仕事に対する考え方に関する話題に、学生らは興味津々の様子で聞き入りました。

 質疑応答の前には、「最初に手を上げることが大事」「政治や国際情勢にもっと関心を持ってほしい」「知らないことがあるのは当たり前、何でも聞いてください」と学生を勢いづけ、次々と出される質問ひとつひとつに丁寧に答えました。

 講演の最後には、これから社会に出る学生に対して「想い続けていれば願いは叶うものです」「未来は拓けます。一度きりの人生、ぜひ自分のやりたいことに挑戦してください」と力強いエールを贈り、講演を締めくくりました。