2023年度秋学期 関西大学留学生別科修了式を挙行

  南千里国際プラザで3月8日、2023年度秋学期 関西大学留学生別科修了式を挙行しました。 今学期は、8カ国・地域の70人が修了しました。

  式辞で藤田髙夫副学長は、「日本で暮らすという異文化体験の中で、思いがけないこともあったと思います。しかし、違いを感じることが自分の国の文化を考えるきっかけとなり、他を知ることで自らを知ることに繋がったことでしょう。これから皆さんが出ていく社会において、別科で身に付けた日本語能力が強みとなることを期待しています」と祝福の言葉を贈りました。

  続いて矢野秀利専務理事は、「皆さんはコロナ禍を外国で過ごすことになり、とても苦労したと思います。別科で学んだことを基礎に、次のステージでも継続して日本語を学んでいくために日本との関わりを持ち続けてほしいです。ここ大阪・吹田で過ごした日々やさまざまな人との出会い、縁を大切にしてください。そして、関西大学留学生別科で学んだことを誇りに、豊かな人生を過ごしてください」と祝辞を述べました。

  総代の李苑サンさんは答辞で、「先生方の丁寧なご指導のおかげで日本語が流暢に話せるようになり、8,000文字の論文も難なく書けるようになりました。日本語の知識だけでなく、物事の考え方やこれからの進路について幅広く教わり、先生方には感謝してもしきれません。別科にいた時間は私の人生にとても大きな影響を与えてくれました。この経験を活かして、社会に出ても一生懸命貢献したいと思います」と語り、謝辞と今後の決意を述べました。