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大学昇格100年記念事業「学の実化」講座(最終回)を開催

 11月29日、大学昇格100年記念事業の一環として開催している「学の実化」講座の最終回が行われ、パナソニックホールディングス株式会社特別顧問の大坪文雄氏(学校法人関西大学理事)が「みんなで考えるガバナンス」をテーマに講演しました。

 講演の冒頭に、大坪氏は「ガバナンスを難しいものとして構えず身近なものとして捉えてほしい」と話し、まずガバナンスの定義や必要性について講演しました。さらに企業や大学における不祥事例を取り上げ、すべてガバナンスの問題に行きつくことを説明しました。続いて、ガバナンス改革の方法については、社外役員の役割、つまり社外の目や価値観が重要であることを指摘しました。そして、すべての組織が村社会から脱却し、多様性を受け入れて、相乗効果を発揮していくべきであるとの私見を述べ、それが日本の国力を向上させることにつながるとの関連を指摘しました。

 最後に、商品や事業のライフサイクル図を説明し、組織のライフサイクルもガバナンスにより、健全化できると話しました。まとめとして、「ガバナンスは、必要なルールを守った上で企業の価値を高めるためのものであり、この考えは全ての組織に適応できるので、みなさんが所属するクラブやサークルについてもガバナンスを考えることができます」と本講座を締めくくりました。

 学生は「現在、課外活動団体のリーダーとなり、一人で改善策などを考えようと思っていましたが、先輩をはじめ、周りの人の意見を取り入れた方がより良い団体になることに気が付きました」と感想を述べていました。

「学の実化」講座の詳細(関西大学 大学昇格100年記念特設サイト)

  • 「学の実化」講座(最終回)
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