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TOPICS日常の出来事

学内広報誌『関西大学通信』のコンテンツの一つ「なるほど・ザ・関大」のアーカイブズから、今回お届けするのは日本建築界の偉才、村野藤吾氏です。
村野氏は、明治から昭和にかけて大阪を拠点に活躍した建築家で、代表的な作品に旧そごう百貨店大阪本店・旧 大阪新歌舞伎座等があります。本学においても、1949(昭和24)年から1980(昭和55)年にかけて千里山キャンパスのおよそ40棟の建物を設計し、現在の千里山キャンパスのデザインに大きな影響を与えました。
村野氏が設計した建物にはタイルを用いた作品が多く存在し、建物ごとに貼り方や色合いが異なります。本学の建物においても、エリアや建築時期によりタイルに違いが見られます。なかでも簡文館では、色が異なる数種類のタイルが使われており、場所によって貼り方にも違いがあり、そうした差異や色の濃淡が、建物の魅力をより一層引き立てています。また村野氏らしい優美ならせん階段も見どころのひとつです。
村野氏の作品のなかには老朽化のため取り壊されたものもありますが、円神館や特別講堂(現在のKUシンフォニーホール)、第3学舎1号館、岩崎記念館などその半数近くが現存しています。キャンパスにお立ち寄りの際は、ぜひ村野氏の多彩な建物をご覧ください。
村野藤吾氏
簡文館
簡文館のらせん階段
円神館
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