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世紀の発見からまもなく50年。2021年度関西大学飛鳥史学文学講座が開講

  千里山キャンパスで4月11日、「第47回 飛鳥史学文学講座―やまと・あすか・まほろば塾―」(関西大学飛鳥文学研究所、明日香村教育委員会主催)が開講しました。
  開講式には受講生ら約170人が参加。講座創設者の森本靖一郎教育後援会常任顧問のあいさつ、芝井敬司理事長、前田裕学長らが祝辞を述べた後、明日香村の森川裕一村長が「講座の運営などで関西大学と協力しながら、世界遺産の登録に向けても努力したい」と話しました。

  その後、文学部の米田文孝教授が「中尾山古墳が語る時代の変革―古墳の終焉と火葬の始まり―」と題して講演。米田教授は、昨年11月に発表した明日香村・中尾山古墳の納骨施設の存在などを示しながら、飛鳥時代から奈良時代への変遷や、古代の東アジアとの関係について話しました。

  また、発掘調査に参加した小木曽優佳さん(文学部3年次生)は「石槨内部の角壁面は光沢が出るくらいピカピカに磨き上げられていて、90cm四方というわずかな空間の中に当時の最先端の技術が詰まっているように思いました」などと石室に入った感想を述べました。
  なお、本講座は2022年3月まで特別講を含む13講にわたって開催予定です。

飛鳥史学文学講座の詳細(教育後援会のウェブサイト)

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