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江川直樹教授の文部科学大臣表彰受賞記念講演会を開催しました。

  梅田キャンパスで14日、環境都市工学部・江川直樹教授の文部科学大臣表彰受賞記念講演会「集まって住むカタチのデザインと大学連携地域再編プロジェクト」を開催しました。

  江川教授は、建物の設計だけで終わる関係ではなく、研究を通して、設計・教育・地域連携など様々な角度から、ひとつのプロジェクトに継続して関わり、住民や行政・事業者と向き合ってきました。その研究と実践が、「豊かで持続的な集住環境への再編に向けた技術の普及啓発」として評価され、平成30年度文部科学大臣表彰「科学技術賞(理解増進部門)」を受賞しました。

  第一部では、建築環境デザイン研究室の卒業生たちで設立された「一般社団法人カンデ」に関わる出町慎氏、辻村修太郎氏、関谷大志朗氏らが登壇。これまでに「大学連携地域再編プロジェクト」として取り組んできた、兵庫県丹波市佐治や京都府八幡市男山団地、大阪府の河内長野市南花台での活動などを紹介しました。

  第二部では、江川教授が、設計図面の中には描かれない、季節や時間によって移り変わる影の表情や、人や風が通り抜けることのできる空間などを紹介しながら、これまでに培われてきた、人がここちよく暮らせる集住環境づくりの基本となる自身の考えを語りました。

  江川教授は、「ただ、建物を作るだけではなく、制度の改変が必要になることもある。建築を通して、どのような社会貢献ができるのか、何を伝えることができるのか、考えていくことが大切です」と述べました。

  最後に「今回の受賞は私ひとりの力ではなく、研究室のメンバーや卒業生、研究支援をはじめとする大学職員の方たちが日々奔走してくれたおかげです。本当にありがとうございます」と、プロジェクトに関わった人たちへの感謝の気持ちを伝えました。
  講演終了後の祝賀会では、多くの関係者がお祝いに駆けつけ、受賞の喜びを分かち合いました。


江川直樹教授の研究STORIES(関西大学特設サイト)




  • 江川教授記念講演会

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