KANDAI
TOPICS日常の出来事
千里山キャンパスで13日、今年度4月から開かれている関西大学博物館2016年度春季企画展「なごみのガラス-坂崎幸之助 和ガラスコレクション-」の関連催事として、学術シンポジウムを開催しました。
この企画では、和ガラスコレクターとしても知られる坂崎幸之助氏(THE ALFEE)が、30年以上にわたり蒐集した和ガラスを中心に、ウランガラスや本学が所蔵するガラス資料も合わせて500点以上にのぼる品々を展示しています。
シンポジウム当日は、坂崎氏から和ガラスやウランガラスの魅力にとりつかれたきっかけや自身のガラスにまつわるエピソードが紹介され、社会学部の与謝野有紀教授、文学部の米田文孝教授、化学生命学部の幸塚広光教授らからはそれぞれ、本学の大阪文化研究の取り組みや和ガラスの歴史、ガラスの性質・光る仕組みなどの説明が行われました。
坂崎氏は「ウランガラスのブームを引き起こしたのは僕。価格も従来の10倍に高騰させた」と、会場の笑いを誘う軽快なトークを披露。趣味として始めた活動が骨董業界や大学の研究活動にプラスの影響を与えている事実に、「少しでも社会の役に立てていると実感できた。なんでもやってみるもんだな」と話し、この日会場に集まった約500人の聴講者に「お小遣いと相談しながら、何か熱くなるものを見つけていただければ」と坂崎節でメッセージを送りました。
また4人の登壇者によるフリートークでは、初めてのやり取りとは思えないリズミカルな掛け合いがなされ、場内は何度も笑いに沸きました。坂崎氏は、「ガラスの歴史の古さと当時の品の完成度には驚いた。今日はいろいろ勉強となり、楽しい時間を過ごせた」と、自身初めての経験というシンポジウム登壇を振り返りました。
なお、これらコレクションを展示している企画展は6月30日(木)まで開催しています。
関西大学博物館春季企画展「なごみのガラス~坂崎幸之助、和ガラスコレクション~」の詳細
- 壇上で笑顔で話す坂崎氏
シンポジウム・フリートークの様子
開催中の企画展を見学する坂崎氏
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