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プレスリリース 詳細PRESSRELEASES

「『泊園書院』開設200周年記念シンポジウムを開催」を配信

 10月7日、メディア各社にプレスリリース「KU EXPRESS」No.43を配信しました。

【本件のポイント】
・大阪ナンバーワンの学問所「泊園書院」開設200周年を記念しシンポジウムおよび特別展示を開催
・大阪のみならず日本の近代化の発展に寄与した泊園書院についてビデオを初上映し、有識者と討議
・泊園書院の歴史を示す資料や印章(篆刻)などを期間限定で特別展示

【本文】
 江戸期の大阪には、藩校がなかった代わりに私塾や心学講舎、寺子屋が数多く設けられました。その中心の1つとなったのが、文政8年(1825)に藤澤東畡によって開設された泊園書院です。その後、藤澤南岳、藤澤黄鵠、藤澤黄坡の院主および石濱純太郎によって維持・発展し、「大阪ナンバーワン」の学問所として各界に人材を輩出し大阪と日本の発展を支えました。外務大臣の陸奥宗光、武田薬品株式会社創業者の武田長兵衛氏らはいずれも当書院の塾生です。「泊園」は「さっぱりとした静かな心で学問する学び舎」の意、「書院」は「私塾」を意味します。

■ 泊園書院と関西大学との深いつながり
 泊園書院第4代院主で本学最初の名誉教授藤澤黄坡の死去により、泊園書院は幕を閉じましたが、黄坡の長男藤澤桓夫と義弟で本学文学部教授だった石濱純太郎の尽力により、泊園書院の蔵書や収蔵品が本学に「泊園文庫」として一括寄贈されました。泊園文庫は漢籍を中心とする近世大阪文化の一大コレクションです。
 この寄贈をきっかけに、学内に本学初の本格的附置研究所「東西学術研究所」の創設、学術を受け継ぐ「文学部東洋文学科(現アジア文化専修)」の開設がなされました。また「泊園記念会」も設立されるなど、本学は泊園書院の伝統を受け継ぎながら学問・教育の発展に取り組んでいます。泊園書院は関西大学の知的ルーツの一つでもあるのです。・・・<詳細は以下のリンクより>

プレスリリースNo.43
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2025/10/07 14:00 UP

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