泊園書院(はくえん しょいん)は江戸時代後期、藤澤東畡(ふじさわ・とうがい、1794-1864)により大阪に開かれた漢学塾で、その子の南岳(なんがく、1842-1920)、さらに南岳の長子黄鵠(こうこく、1874-1924)、次子黄坡(こうは、1876-1948)によって受け継がれ、隆盛をみました。とりわけ幕末から維新期には名実ともに大阪最大・最高の学問所として栄えます。
この「三世四代」の学統はさらに黄坡義弟の石濱純太郎(いしはま・じゅんたろう、1888-1968)によって新たな発展を遂げます。
泊園書院に集った多くの門人は全国に散って、さまざまな分野で大活躍します。
そんな彼らの足跡を伝えるゆかりの地を紹介していきます。
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