泊園の文化｜幕末・明治・大正・昭和の大阪最大の私塾　泊園書院

泊園文庫は1万6千点近くにのぼる書籍を中心に、東畡・南岳・黄鵠・黄坡および石濱らの自筆稿本類約920余点、さらに印章178顆、そして多数の書画を含んでいます。まさに漢籍の宝庫であり、近世大阪文化の一大コレクションといえましょう。

次に、泊園書院の「芸術」について紹介します。書画と印章が主な内容です。南岳をはじめ歴代院主は書家としても有名で、掛軸など多くの書が伝わっています。印章については178顆すべてにつき、デジタルアーカイブの精彩ある画像を解説つきでご覧に入れます。

3つめは「研究」に関してです。泊園書院に関する出版物や論説などを紹介します。

WEB泊園文庫

このWEB泊園文庫で検索できる資料は関西大学図書館に所蔵されています。また自筆稿本を中心とした主要な書籍のディジタル画像については関西大学デジタルアーカイブにて7月以降順次公開する予定となっております。

泊園文庫には漢籍など一般書のほか自筆稿本が多数含まれています。

ここに載せたのは「甲部」すべての目録で、内容は東畡、南岳、黄鵠、黄坡の各院主および石濱純太郎の手稿本です。

経史子集にわたる著述の草稿、詩文稿、日記など全224点で、合計526冊および軸物5点からなります。泊園書院における著述活動の姿を今に伝える貴重なコレクションとなっています。

PDFをダウンロードする

自筆稿本のうち「丙部」は諸学者の手稿本や泊園書院関係文書からなります。全129点、290冊余にのぼる資料群です。

富永仲基・東華の手稿本、懐徳堂関係資料、服部南郭に学んだ斎宮静斎の手稿本、石濱の論文抜刷りなどがあります。

書院関係資料としては門人帳や勤惰表（成績表）、泊園同窓会名簿・同窓会雑誌などを含み、甲部と並ぶ重要資料です。

PDFをダウンロードする

泊園書院のコレクション「泊園文庫」は昭和26年（1951）、石濱純太郎および黄坡の子の藤澤桓夫により関西大学に一括寄贈されました。1万6千点近くにのぼる書籍を中心に、東畡・南岳・黄鵠・黄坡および石濱らの自筆稿本類約920余点、さらに印章178顆、そして多数の書画を含んでいます。

ここではそのうちの「善本・貴重書」「自筆稿本」の主なものを紹介します。書籍の詳細は「泊園文庫デジタルアーカイブ」で検索できます。
泊園書院の院主たちは「琴棋書画」といわれる東洋の芸術についても深い造詣の持ち主で、現在、印章や書画が多数伝わっています。印章コレクションの詳細は「泊園印章デジタルアーカイブ」で見ることができます。
泊園書院に関しては多くの研究があります。ここでは関連出版物や論説を紹介します。

該当するデータは、ありません。