自筆稿本目録

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吾妻重二編『関西大学泊園文庫 自筆稿本目録稿(丙部)』
(関西大学アジア文化研究センター、2013年3月20日刊行)

mokurokuC.jpgこのたび泊園文庫に蔵する自筆稿本「甲部」の目録に続き、「丙部」の目録を作成したので、ここに公開することにした。

「甲部」が東畡、南岳、黄鵠、黄坡の各院主、および石濱純太郎の手稿本であるのに対し、この「丙部」はそれ以外の学者の手稿本や泊園書院関係文書からなる。学者の手稿本としては石濱純太郎収集と思われる懐徳堂関係資料や、富永仲基・東華の自筆稿本、服部南郭に学んだ斎宮静斎の自筆稿本、岡本撫山による大阪関係資料、さらには石濱の論文抜刷りなどがある。また、書院関係資料としては門人帳や勤惰表(成績表)、泊園同窓会名簿・同窓会雑誌などを含んでいる。

「丙部」は全百二十九点、二百九十冊あまりにのぼる泊園文庫の重要な資料である。
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吾妻重二編 『関西大学泊園文庫 自筆稿本目録稿(甲部)』 (関西大学アジア文化研究センター、2012年3月31日刊行)

mokurokuA.jpgこのたび泊園文庫の自筆稿本を調査、整理したので、その目録の一部を公開する。

泊園書院の蔵書は昭和26年(1951)、本学に泊園文庫として寄贈された。その一般書籍(刊本)については、すでに昭和33年(1958)、『関西大学泊園文庫蔵書書目』として本学出版部より刊行されているが、自筆稿本についてはこれまで整理が成っていなかったため、本目録を作成したのである。ここに公開するのは東畡、南岳、黄鵠、黄坡の各院主、および石濱純太郎の手稿本(甲部)すべての目録である。所蔵資料は全224点で、合計526冊・軸物5点にのぼり、泊園書院における著述活動の姿を今に伝える貴重な資料群となっている。
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