周匝陣屋跡(すさい・じんやあと)
池田長準(いけだ・ちょうじゅん 1853-1913)が政務を執った周匝(すさい)陣屋の跡。長準は、岡山藩の家老で周匝の領主をつとめた池田長常の子として生まれ、明治3年(1870)家督を相続する。泊園書院に入塾し、また山田方谷と森田月瀬に学んだ。明治16年(1883)より英田郡長、磐梨郡長、赤坂郡長を歴任し、明治37年(1904)岡山市の二十二貯蓄銀行の頭取となる。
この遺構は周匝池田家歴代の陣屋の跡地で、当時の石垣が残されていて往時の姿をしのばせる。現在は周匝保育園となっている。近くには陣屋が置かれる以前から続く周匝八幡宮があり、境内に上がってみると周匝の街並みを一望することができる。
住所:岡山県赤磐市周匝1622(周匝八幡宮の周辺)
アクセス:山陽自動車道 和気ICより車で約30分