高島秋帆(たかしま・しゅうはん 1798-1866)

門人>技師

J02-0001.jpg高島秋帆
(石山滋夫『評伝 高島秋帆』葦書房,1986年)

砲術家。長崎の人。幕府の講武所支配および師範となり、幕府の砲術訓練の指導に尽力した。文化13年(1816)、23長崎に留学した東畡は、長崎町年寄の高島茂起(四郎兵衛)宅に寄宿して少年時代の秋帆を3年間教えた。東畡最早期の弟子の一人。荻生徂徠『弁道』『弁名』の二著を含む清・銭梅渓編『海外新書』を東畡に送ってきたのも秋帆である。