関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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新たな年を迎えてのご挨拶

  みなさまにおかれましては、つつがなく新たな年を迎えられたこととお喜び申し上げます。このように年始の定型のお喜びを申し上げたいところではありますが、昨年から続くコロナ禍の中で、心穏やかでないまま、一年の区切りを迎えられたみなさまも多いのではないでしょうか。

  昨年度は、急な春学期の原則遠隔授業、秋学期からの原則対面授業で、学生のみなさん、教職員のみなさんに大変なご心配とご苦労をおかけしました。学生や教職員のみなさんのご理解とご協力に心より感謝を申し上げます。
  さらに、学生への支援に際しましては、関西大学教育後援会、校友会をはじめ、多くの卒業生、教職員や一般のみなさまからも様々なご協力をいただきました。この場をおかりして厚くお礼を申し上げます。
  いまもコロナ禍の終息は予測ができない状況が続いています。定期試験、入学試験や春学期からの授業形態をはじめとする諸活動をどのように実施していくのか、学生、教職員の安全を第一に考えながら、関西大学が学生のみなさんに提供できる最大限の環境作りに配慮していきたいと思います。

  昨年度は、このようなコロナ禍の厳しい状況の中でCOIL (Collaborative Online International Learning)が注目を集めました。本学が事務局をするJPN-COIL協議会の参加大学も増えています。これはデジタル技術を活用した教育の先導的な事例ですが、大学教育のDX(Digital transformation)の中で参考となる本学の特徴と言えます。関西大学が今まで進めてきたDX活動の更なる推進も行います。
  SDGsへの取り組みも進んでいます。SDGs入門、SDGsの実践の科目を開講し、関西SDGsプラットフォーム大学分科会へも参画しております。法政大学とのSDGsアクションプランコンテストも実施しました。これらの諸活動を基礎に関西大学としての特徴ある方向付けをしなければいけません。
  また、本学では、すでに一部の学部でデータサイエンスに関連する教育、プログラムが行われています。来年度から全学部へ提供できるチャレンジ科目としての準備が進んでいます。一方、国は大学生へのデータサイエンス教育の整備を推進しています。大学全体での推進が望まれます。

  研究面では、本学のブランディング事業であるKU-ORCASの活動として、文学部の米田先生らが進められ、11月26日に奈良県明日香村教育委員会と共同で発表された、奈良県明日香村中尾山古墳の発掘調査が注目されています。八角形墳と確認され、精巧な加工技術と朱塗りが施された石槨内部の構造を明らかにされました。大きな研究成果を上げられました。本学のもう一つのブランディング事業であるKUMPの研究についても、医療技術において、その一部であるシステム理工学部小谷先生の研究成果であるHMD型超小型視野検査システムの上市が直前に来ています。これらの研究も含め、関西大学の研究の発展が期待されるところであります。
  同時に、新たな研究の芽を作れるように、研究の推進、社会連携活動の促進に努めて参りたいと思います。

  多くの課題を乗り越えてきた昨年でありましたが、本年は、それを超えて、関西大学に関わるすべてのみなさまにとりましても、コロナ禍からの解放の喜び、新たな展開、発展の年になりますことを祈念して、年頭の挨拶とさせていただきます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2021年 初春

関西大学学長
前田 裕
前田裕学長

2021/01/01 00:00 UP

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