総合相談窓口
関西大学学生相談・支援センター(以下、センター)は、①訪れた学生の相談内容に応じて専門的相談窓口へのコーディネートを行う「総合相談窓口」と、②「障がいのある学生に対する修学支援窓口」の2つの機能を持っています。
センターは「誰かに相談したいけれど、どこに相談に行っていいか分からない」という学生の皆さんが気軽に訪れることのできる場所です。
本当に相談したいこと
センターは千里山キャンパスの正門のすぐ近く(新関西大学会館北棟1階)にあり、入りやすいため、教室までの道案内や手続きの場所などの案内を行うこともありますが、たとえば「履修方法が分からない」と訪ねてきた学生が本当に相談したかったことは別にあり、センターに相談することで、ある意味本当の困りごとが出てくることがよくあります。学生本人も気づいていないことが見えてくることがあります。
また、カウンセリングを希望しているけど一人で心理相談室に行くのはちょっと……という場合でもセンターの職員が一緒に訪れるような支援もしています。
大学と高校の違いへの戸惑い
皆さんは高校までとは違って大学に入学したら、いろいろな自由を手に入れるでしょう。決められた時間割の中で授業を受けていた高校とは違って、大学ではシラバスを読み、自ら授業科目を選択し学んでいきます。つまり自分の時間割を自分でつくるのです。一見簡単なことのようですが、最初のこの時点で大学での生活に戸惑いを覚えることもあります。
その困りごとが、障がいに起因する場合には、センターのコーディネーターからのアドバイスを得て、できる(困りごとが軽減される)ようになることもあります。
より適切な相談窓口へ
また、関西大学ではさまざまな部署が学生支援を行っていますので、相談内容に応じて、教務センター、授業支援ステーション、学部オフィス、各キャンパスオフィス、学生センター、キャリアセンター、国際部、保健管理センターなどの専門部局を案内しています。
障がいのある学生に対する修学支援窓口
安心して気持ちを出せる場所
「履修の仕方が分からない」、「先生の声が小さくて聞こえない」、「授業が分からない」等々、さまざまな困りごとを抱えた障がいのある学生の皆さんが訪ねてきます。
センターでは、障がい学生支援コーディネーターを中心としたスタッフが対応するだけではなく、事務職員も含めチームで対応しています。
「ここにいるスタッフ全員があなたを支えている」ということが伝わるよう、居心地がよくなるような、安心して話ができるような雰囲気づくりにも気を配って支援をしています。
学生の自立(律)を支援
ここで大切なのは、学生本人が「こうしてもらえたら助かる」といったことを自ら表現できるようになることです。
社会に出ると、学生時代に受けていた支援と同じ支援を受けられるとは限りません。自立(律)して生きていくためには、障がいがあってもなくても、誰もが人の支えを必要とし、また、人を支えて生きていく必要があります。センターで行っている障がいのある学生に対する修学支援では、“学生の自立(律)を支援する”ことをポリシーとしています。
支援をより手厚いものにするために、研修を受講した学生支援スタッフによるノートテイクやパソコンテイク、点訳、映像への字幕付けなどを行っています。