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「飛鳥史学文学講座 特別シンポジウム」を開催
8月30日、本学と奈良県明日香村による「飛鳥史学文学講座」の特別講演会が、「飛鳥・藤原の宮都」の世界遺産登録を記念して、明日香村中央公民館と本学飛鳥文化研究所の2会場で開催されました。世界遺産登録の意義を再確認するとともに、本学と明日香村が高松塚古墳をはじめとする発掘調査などを通じて築いてきた歩みを振り返る内容となり、約320人が聴講しました。
基調講演では、木下正史・東京学芸大学名誉教授が登壇。ユネスコ世界遺産の登録基準や登録までの経緯を解説し、「飛鳥・藤原の宮都」が評価されたポイントや世界遺産登録の意義について語りました。また、故・末永雅雄本学名誉教授による1933年の石舞台古墳調査について、「日本考古学における最初の本格的な発掘調査」として紹介しました。
続いて行われたシンポジウムには、芝井敬司理事長、高橋智幸学長、明日香村の森川裕一村長が登壇。森川村長は本学と明日香村の長年にわたる協力関係に触れ、「発掘調査だけでなく、史跡を分かりやすく紹介することにも力を尽くしていただきました。世界遺産登録の土台となった活動であり、これがなければ登録もなかったと思います」と、本学の貢献に謝意を示しました。
また、芝井理事長は「考古学的な解明と遺跡の保存の両立が重要であり、そのバランスを取るための知恵が求められます」と述べ、高橋学長は「この地域には豊かな自然と古代の風景が今なお残されており、大きな魅力があります。これまで以上に一丸となって協力を進め、学生たちが感性を磨く場としても大切にしていきたいと考えています」と語りました。
さらに、米田文孝・本学名誉教授(考古学)と、西光慎治・明日香村文化財課長補佐(本学非常勤講師)による対談も行われ、「関大考古学研究と明日香村」をテーマに、本学の考古学研究と村との関わりについて紹介されました。
これに先立ち、同日午前には世界遺産登録記念式典が開催され、村関係者ら約250人が出席しました。式典では、高市早苗首相からの「長年にわたり地域と学びを結びつけてきた飛鳥史学文学講座の歩みは大きな意義を持っています。関西大学と明日香村の連携のもと、この講座が長年継続されてきたことは、飛鳥の歴史を守り、伝え、未来へと受け継ぐ営みそのものです」というメッセージが紹介されました。
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