関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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関西大学第一中学校で特別授業「中学生のための短歌教室」を開催しました

 関西大学第一中学校で2月19日、現代短歌をけん引する歌人の木下龍也氏を招き、中学1年生を対象とした特別授業「中学生のための短歌教室/関西大学第一中学校編」(講演形式)を開催しました。

 授業では、木下氏が短歌の鑑賞の仕方や題材の見つけ方について、具体例を交えながらわかりやすく解説。短歌を「世界から風景を切り取るための枠」「記憶や感情に居場所を与えるための器」と位置づけ、「一人ひとり感じ方が違うので、"自分にしかつくれない短歌"があります」と創作の意義について語りました。

 事前課題として生徒に提示されたテーマは、「『悲しい』という言葉を使わずに、『ひとに言うほどでもない小さな悲しさ』を短歌で表現する」というもの。1年生は一人一首を創作し提出しました。

 木下氏はその中から10首を選び、表現の工夫や言葉の効果について丁寧に講評。袋菓子を食べ終えた瞬間を詠んだ「袋開け手伸ばし食べてまた食べていつのまにやら覗けば銀色」、ミカンを食べた際に種があったことを詠んだ「蜜柑から冬の気配と種のあじ冬はうれしい種は憂鬱」などが紹介されました。木下氏は、「『銀色』という言葉とその配置が記憶に残る」「『種のあじ』として"感覚に名前をつける"ところが印象的」と評するなど、それぞれの作品の魅力を具体的に示しました。

 同校では国語の授業において短歌創作に力を入れており、全国規模の大会で生徒や学校が入賞するなど成果を積み重ねています。木下氏が全国の学校へ歌集を寄贈する活動を続けている中、同校も寄贈を受けたことをきっかけに、今回の特別授業が実現しました。図書館には寄贈された歌集のコーナーが設けられ、生徒たちの学びを支える環境づくりが進められています。

関西大学第一中学校ウェブサイト

  • 一中短歌授業
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