関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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ボランティアセンターが「友ヶ島清掃ツアー」を実施

 10月5日、関西大学ボランティアセンターによる「マイクロプラスチックプロジェクト 友ヶ島清掃ツアー」を実施しました。

 本プロジェクトは、同センターが長年にわたって淀川や大和川の清掃活動を通じて河川の環境保全に取り組んできたもので、昨年度には活動の幅を大阪湾沿岸の堺浜(堺市)やマーブルビーチ(泉南市)に広げて活動を行いました。そしてボランティアセンター設立20周年の節目となる今年、両河川から多くのごみが漂着する友ヶ島(和歌山市加太)での清掃ツアーを実施しました。

 ツアーに先立ち9月下旬、参加学生らの事前学習としてドキュメンタリー映画『マイクロプラスチック・ストーリー~ぼくらが作る2050年~』(監督:佐竹敦子氏&デビーリー・コーヘン氏)の上映会を実施。ニューヨークの小学生たちが地域の海洋ごみ問題に立ち向かって環境の未来を変えていく姿を描いた作品を通じて、マイクロプラスチック問題の現状と「自らの行動で社会を変える力」の大切さを学び、活動に備えました。

 そして迎えた清掃ツアー当日、千里山キャンパスに集まった41人の学生ら一行は、大型バスで和歌山市にある加太港に移動。そこから紀淡海峡に浮かぶ友ヶ島へは船で渡りました。その後天候が崩れたものの、北垂水海岸で1時間ほど清掃活動に励み、可燃・不燃合わせて大型ごみ袋約30袋分に及ぶごみを回収しました。
 帰りの車中では、自分たちが今後どのように環境問題に向き合うべきかを熱心に語り合う姿が見られました。

 参加した学生からは、「せっかくの自然豊かな地に多くのごみが流れ着いていることが残念でした」「拾っても拾ってもごみが減らず、初めは切ない気持ちになりましたが、それ以上にやりがいを感じました」「日頃から意識してごみを減らしていくことの大切さを感じました」などの感想が寄せられました。

 河川から海へとつながる一連の活動の集大成ともなる今回の活動は「学び」と「実践」を通じて環境問題を自分ごととして捉え、日常の行動につなげる意識を育む契機となりました。

関西大学ボランティアセンター 20周年記念特設サイト

  • 友が島清掃ツアー
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