KANDAI
TOPICS日常の出来事

6月5日(水)、千里山キャンパスにて、プレジデントトークセミナー「成功する経営者の哲学~たかが飲食店、されど人を動かす~」を開催しました。本セミナーは、「Global Internship『宴』」(一般社団法人Transcend-Learning主催、留学生就職支援コンソーシアムSUCCESS共催)のイベントの一環で、日本最大級のコンテスト形式の課題解決型インターンシップのプレイベントとして実施されました。
当日は、居酒屋「鳥貴族」創業者であり、株式会社エターナルホスピタリティグループ代表取締役社長CEOの大倉忠司氏を講師に迎え、外国人留学生を中心に約60人が参加しました。
第1部では、「10坪の小さな焼鳥店から Global YAKITORI Familyへ」と題し、大倉氏の飲食業との出会いから調理師専門学校への進学、ホテルレストラン勤務時代の厳しい経験、そして25歳で「鳥貴族」を創業するに至った背景を語りました。創業から5年間は赤字続きであったこと、倒産の危機に追い込まれながらも「外食産業日本一」を目標に努力を重ねてきたエピソードは、学生らの心を打ちました。
1985年の創業以来続けてきた「鳥貴族」のチェーン展開という単一業態での事業活動から、事業領域拡大に向けた2021年の持株会社への体制の移行、さらにはグローバル企業への成長をめざし2024年に現在の社名に変更したことなど、同社の事業について紹介。企業理念である「うぬぼれ」という言葉には「焼鳥で世の中を明るくしていきたい」という思いが込められており、全国の店舗で営業中に掲げられる「うぬぼれ中」の看板は、すべて大倉氏自身が手書きしているという情熱あふれる逸話も語られました。
さらに、『「YAKITORI」を世界共通語にしたい』という長期ビジョンが力強く提示され、参加者の関心を集めました。
第2部では、株式会社電通の姜婉清(キョウ エンセイ)氏をモデレータに迎え、大倉氏とのトークセッションが行われました。
「鳥貴族のグローバル戦略」と「外国人留学生のキャリア」の2つの視点から展開されたトークでは、「焼鳥を世界に広めることで世の中を明るくしたい」という大倉氏の想いが語られました。
また、「留学生人材の力を今後どう活かしていくか」という問いには、「それぞれの国の現地人にしかわからないことがあります。だからこそ、現地の人がマネジメントできる人材へと成長してほしいです」と述べ、留学生への期待を表しました。
最後に、大倉氏は参加学生に向けて「日本食は世界トップクラスです。海外では日本食の出店を心待ちにしている人が多いので、そのパワーを一緒に活かしていきたいと考えています」と熱いメッセージを送り、セミナーは盛況のうちに幕を閉じました。
関西大学国際部が事務局を担う留学生就職支援コンソーシアムSUCCESSは、日本での就職を目指す外国人留学生を対象に、異文化間コミュニケーション力、計画・調査力、自己管理力など、就職に必要なスキルを育成するセミナー等を実施している組織です。単なる内定獲得にとどまらず、日本社会で長期的に活躍できる人材の育成を目的としています。
- ホーム
- 関西大学について
- 大学広報・プレスリリース
- トピックス 一覧
- トピックス 詳細