KANDAI
TOPICS日常の出来事

春を前に雪が舞う朝となった3月19日、2024年度関西大学卒業式を千里山キャンパス、高槻キャンパス、高槻ミューズキャンパス、堺キャンパスで挙行し、約6,000人が巣立ちました。
伝統と品格を守りつつ、「中高生に夢とあこがれを」「卒業生に"関大人"としての誇りを」抱いてもらえる式典を目指して新しいスタイルとなった今年度の卒業式。 千里山キャンパスでは、文化会交響楽団の演奏と、同じく文化会グリークラブ、関西大学混声合唱団ひびきの歌声が響き渡る会場に、晴れの日を迎えた卒業生が集いました。"感謝"をテーマにした開式前のメッセージムービーでは、卒業生が家族や仲間への思いを手紙に記して読み上げる姿がスクリーンに映し出され、会場にはたくさんの笑顔があふれました。
そして司会を務める放送研究会(KBC)の学生が高らかに開式を宣言すると、本学のスクールカラーである紫紺色のランウェイから、大学旗が入場。先ほどとは一転、厳粛な雰囲気のなか、高橋智幸学長から各学部の総代に卒業証書が授与されました。
高橋学長は式辞で、「関西大学で過ごした日々は、君たちを確実に成長させています。自分の力を信じて、新たな一歩を踏み出してください。そして、新たな挑戦にも果敢に挑んでほしい」と述べたうえで、「もちろん、挑戦には失敗がつきものです。挫折することもあるかもしれない。しかし、挑戦しなかったことを後悔するよりは、ずっと良いのではないでしょうか。重要なのは、失敗から何を学び、それを次の挑戦にどう活かすかです」と力強く激励しました。また、「ときには立ち止まり、これまでのあゆみを振り返ることも大切です。自分の努力を認め、自分自身を労うことを忘れないでください」と温かく語りかけました。
続いて芝井敬司理事長は祝辞で、本学の卒業生である大﨑洋氏(公益社団法人2025年日本国際博覧会協会シニアアドバイザー、吉本興業ホールディングス株式会社前会長)が社会の厳しさを表した言葉「大学はプール、社会は海」と、久井忠雄元理事長が"威張らない、飾らない、気取らない"姿勢で人生を歩んでほしいとのメッセージを込めた「イカキの関大人」を紹介。また、それぞれの道へ進む卒業生へ、関西大学で培った"考動力(自らの頭で自主的によく考え、自律的かつ積極的に行動する力)"と"挑戦する勇気"を挙げて、「どんな状況においても学び続け、自ら道を切り開く力を忘れないでください」と呼びかけました。
答辞では、午前の部・卒業生総代の稲本陽菜乃さん(商学部)が「各々が決断した道のりの中では、乗り越えなければならない困難に直面することや、人生を揺るがすような大きな決断を迫られることもあるでしょう。戸惑い、自分自身を見失ってしまうこともあるかもしれません。しかし、関西大学で得た学びや経験は、何物にも代えがたい素晴らしい財産として心に残り続け、私たちを奮い立たせてくれることでしょう。不確実性の高まる社会の中で、ここにいる一人ひとりが新たな未来を切り開いていくことを強く決意します」と所信を述べました。
学歌斉唱に続き応援団からのエールを受けた卒業生たちは、名残惜しい気持ちを胸に会場をあとにしました。
卒業生の輝かしい未来の始まりを、教職員一同心からお祝いします。
千里山キャンパスの卒業式の様子
高槻キャンパスの卒業式の様子
高槻ミューズキャンパスの卒業式の様子
堺キャンパスの卒業式の様子
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