KANDAI
TOPICS日常の出来事

南千里国際プラザで14日、2024年度秋学期 関西大学留学生別科修了式を挙行し、5つの国・地域からの留学生53人が課程を修了しました。
式辞で稲田貢国際教育センター長は、「今後、子どもや若者の人口減少が予測される日本社会において、海外から日本に来て日本の文化や日本語を学び社会を担う若者が非常に大切な役割を果たす可能性があります。みなさんは、そのパイオニアとして今この場にいます。みなさんが社会に出たときには、この関西大学留学生別科で培ったことを自信に変え、また、周りの人たちに自身の経験を話して、次なる後継者にバトンタッチをしていただきたいと思います」と激励の言葉を贈りました。
続いて土橋良一常務理事は、「母国を離れて日本で生活すること、日本語を学ぶことは、大変苦労が多かったことでしょう。しかし、関西大学留学生別科で学んだことによって、新たな友人、教員、職員、地域の方など、さまざまな人々と出会うことができたと思います。また、日本語や日本の文化に加えて、多くの知識を得たのではないでしょうか。これらは、みなさんのこれからの人生を豊かにし、みなさんを支えてくれる財産になります。関西大学留学生別科で学んだことに、自信と誇りを持ってください」と祝辞を述べました。
修了生総代のチョ・行健(コウケン)さんは、答辞で教職員や友人への感謝を述べた後、「これから私たちはそれぞれの道を歩み始めます。しかし、日本語の学習は終わりではありません。言語の学習は短距離走ではなく、マラソンのようなものです。10年後に振り返った時、どれだけ成長し続けているかが大切だと思います。そしてこれは日本語学習に限らず、人生の多くのことに当てはまります。最初は難しくても、続けることで奇跡が生まれ、"不可能"が"可能"に変わります」と力強く抱負と今後の展望を語りました。
その後に開催された歓送会では、修了生らがが思い出話や教職員への感謝の気持ち、惜別の言葉を交わし、終始和やかな時間となりました。修了生たちは、別科での出会いと学びを糧に門出を迎えます。
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