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「仁徳天皇陵と近代の堺」関連シンポジウムを開催

 堺市博物館で開催中の企画展「仁徳天皇陵と近代の堺」の関連シンポジウムが、今月13日午後1時から本学堺キャンパスで開かれ、約200人が参加しました。

 徳田誠志・関西大学客員教授が「近代における仁徳天皇陵の整備と保全」をテーマに基調講演。近代の仁徳天皇陵を見るときに「祈りの場としての整備」と「地元住民の生活の場としての整備」の2つの視点があるとして、その具体的な史料について今回の企画展に関連させて説明しました。本学と堺市の連携協定による研究が、文系・理系の多分野で進められてきたことも紹介。

 また、本学文学研究科の大学院生、石川雄大さんは「明治期の仁徳天皇陵と地域社会」と題して主に水利用の観点から周辺の住民の暮らしと仁徳天皇陵のかかわりについて解説。文学部の井上主税教授は「韓国の世界遺産から見た百舌鳥・古市古墳群とその時代」と題して、仁徳天皇陵に近い時代の韓国の古墳・遺跡について説明しました。

 このあと、陵墓の保全と継承をテーマにパネル討論も行われました。討論では十河良和・堺市博物館学芸課長の司会により、今回の企画展の成果を生かし今後どのように仁徳天皇陵を含む百舌鳥古墳群の保全に取り組むべきかなどについて議論が交わされました。

 企画展は来月10日まで。宮内庁宮内公文書館が保管する陵墓や行幸啓についての貴重な公文書を中心に、本学博物館所蔵「英文制札」等のさまざまな資料が展示されています。

企画展「仁徳天皇陵と近代の堺」(堺市のウェブサイト)

宮内庁宮内公文書館・堺市博物館・関西大学共催 企画展「仁徳天皇陵と近代の堺」の開催について(宮内庁のウェブサイト)

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