プレFDプログラム「大学院生のための教育実践セミナー」を開催

 JST次世代研究者挑戦的研究プログラムとして採択された本学の「次世代を生き抜くための『考動力』と『革新力』を兼ね備えた博士人材育成プロジェクト」事業として、関西大学プレFDプログラム「大学院生のための教育実践セミナー」を8月7日、千里山キャンパスで開催しました。

 プレFDとは、大学教員を目指す大学院生などに対して、その職種に求められる教育、研究、その他さまざまな業務遂行能力の能力開発を促す活動を指しますが、本セミナーは多様な学生に対する教育実践能力を高めることを目的としています。本セミナーでは、選抜された次世代博士研究員だけでなく、博士課程後期課程に在籍する大学院生からの希望者も募り、21人の大学院生が参加しました。

 今年で3回目を迎える本セミナーでは、3つの到達目標として「①高等教育の変化や大学に求められていることを説明できる」「②目標①を踏まえて、基本的な授業ができる」「③各チームのテーマに沿って、今後の大学教育に対する提案ができる」が設定されました。

 教育推進部の担当教員によるミニ講義Ⅰ「高等教育の変化：大学教育に求められていること」とミニ講座Ⅱ「大学の授業をデザインする」を受けた後、参加者は各自が選択したテーマごとに、グループに分かれ、今後の大学教育において重視すべき事柄について熱心に議論を交わしました。最後に、本セミナーのまとめとして、各グループが模擬授業を含む成果発表を行いました。

 全プログラムを受講した大学院生には山本秀樹副学長から修了証の交付とともに今後のキャリアアップを祈念したメッセージが贈られ、約5時間半にわたるセミナーを閉会しました。

関西大学大学院｢考動力｣･｢革新力｣人材育成プロジェクト