KANDAI
TOPICS日常の出来事
![](https://www.kansai-u.ac.jp/mt/archives/img/240712-t-business_management00.l.png)
7月6、7日本学のリカレント教育として開講している「海外子会社の経営を担う人材を養成する大学院教育プログラム」(文部科学省「職業実践力育成プログラム」(BP)認定)の一環として、「海外ビジネスマネジメント講座」の集中合宿授業を実施しました。本講座では、普段の梅田キャンパスから場所を移し、本学が所有する六甲山荘にて実施。対面では3名が、東京、中国、タイ、マレーシアからの受講生4名はオンラインで参加し、ハイブリッド形式にて授業を行いました。
1日目の経済学部・後藤健太教授による「ASEAN経済」では、自社の高度化戦略として「海外移転するプロセス(機能)は何か」「自社で担うプロセス(機能)は何か」という課題が与えられ、受講生は、自社のどの機能をなぜオフショアするのか、どの機能を内製・外注するのかについてグループで発表し、質疑応答では、「御社の強みは何か?」という異なる企業から集まった受講生だからこその質問をきっかけに、「自社の強み」「バリューチェーン」についてさらに発展した議論が交わされました。また、世界でビジネスを行うための基本ルールのアップデートとして、SDGsのビジネス実装やビジネスと人権(BHR)の理解を深めました。
講義終了後には、受講生、講師、事務局を交えた夕食会を楽しみ、その後の懇親会には、東京、マレーシアからの受講生もオンラインで参加。夜遅くまで意見交換が続きました。
2日目は元住友電気工業株式会社・元ハリマ化成グループ株式会社専務、元Lawter会長の牧野信夫氏による「グローバル企業の人材育成」と題した講義を実施しました。ノースウェスタン大学MBAのノウハウを活かし、企業・事業の本質、背景及び将来の経営環境を理解して課題を把握。授業では、受講生の事前課題レポートをもとに、グローバルなビジネスシーンで重要となる論理的思考法を振り返りました。そして、1960年代から80年代の「日本的経営」と現在の企業状況をふまえ、なぜグローバル経営が必要か、グローバル経営を実行できる人材とは何かについて考えを深めていきました。
2日間の合宿を終え、受講生からは「様々なテーマで深く話ができました」、「意見交流や他社の状況のヒアリングを通じて自社の問題提起や課題が少し見えました」などの感想が聞かれ、有意義な時間を過ごしたことが伺えました。
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