関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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欧州を知るためのセミナー「ベルギーの多様性とLGBTQ:駐日ベルギー大使の視点」を開催

 千里山キャンパスで6月27日、欧州を知るためのセミナー「ベルギーの多様性とLGBTQ:駐日ベルギー大使の視点」を対面とオンラインのハイブリッド形式にて開催し、合計86人が参加しました。

 講師は、本学協定校であるKU Leuven(ルーヴェン大学)出身のアントワン・エヴラー駐日ベルギー王国大使。副学長の大津留智恵子教授もパネリストとして登壇し、KU Leuvenの交換留学生2人が逐次通訳を行いました。

 冒頭でエヴラー大使は、「なぜベルギー大使が同性婚について話をしにきたのかと疑問に感じる方もいるかもしれませんが」と参加者に語りかけ、ベルギーが多様性を尊重する社会であり、2003年に同性婚が合法化された国であることや、加盟している欧州連合(EU)の人権政策について説明しました。その上で、「平等と正義」「安定と安全」「反差別運動」「基本的人権の尊重」の4つの観点から、同性婚合法化の重要性について話題を展開しました。

 次に大津留教授が、日本におけるパートナーシップ制度や同性婚をめぐる訴訟と判決、自治体や企業の対応例に加え、本学におけるダイバーシティ推進への取り組みを紹介。より身近な話題に、参加者は熱心に聞き入り理解を深めました。

 さらにエヴラー大使と大津留教授による対話型セミナーや質疑応答では、日本の法整備やLBGTQ教育への質問、エヴラー大使のご経験に関する内容にも話はふくらみ、「多様性を尊重する活動に参加することで、偏見を持たない意思表示となります。誰もが、自由に安心して自分自身について伝えられる社会であることが大切です」と締めくくりました。

 本学では、「男女共同参画に関する基本方針」や「関西大学ダイバーシティ推進宣言」を掲げ、教育・研究・社会連携・国際化等の課題に対して、多様性を重視したさまざまな取り組みを実行しています。

国際部のウェブサイト
ダイバーシティ推進委員会のウェブサイト
性の多様性に関するガイド

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