関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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春季人権啓発行事を開催

 本学では在学生や教職員の人権意識を高めるため、毎年春と秋に、人権問題に関する講演会を開催しています。
 5月30日は千里山キャンパスにおいて、サラヤ株式会社取締役でコミュニケーション本部 本部長の代島裕世氏を講師として招き、講演会を行いました。

 当日のテーマは、「SARAYAはなぜSDGsビジネスを展開するようになったのか」。代島氏は、サラヤ株式会社の代表的な製品であるヤシノミ®洗剤の主原料のパーム油を搾るアブラヤシが生産されている熱帯雨林の最新状況や、日本でも気付かないうちに食品や日用品にパーム油が沢山使われている事実、そして持続可能なパーム油の認証制度について話題を展開しました。いずれも「社会課題をビジネスで解決する」という視点から、ボルネオの環境保全のためにヤシノミ®洗剤の売上の1%をBCT(ボルネオ保全トラスト)に寄付し、「サラヤの森」と名付けられた保護区が出来てきた様子を語りました。

 最後に、代島氏は「ボルネオでは、今日も熱帯雨林が分断されオランウータンが減少しており、罠のロープに誤って掛かってしまった子ゾウが苦しんでいます。近くの動物園にオランウータンに会いに行ってください。そして現地の状況を思い浮かべながらオランウータンと共生できる社会について考えてほしい」と呼びかけました。

  • 春季人権啓発行事
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