KANDAI
TOPICS日常の出来事

本学では、在学生や教職員の人権意識を高めるために、毎年春と秋の2回、人権問題に関する講演会を開催しています。4月12日、今年度、第1回目の講演会を高槻ミューズキャンパスにおいて開催しました。
当日は、笹子トンネル事故遺族で組織罰を実現する会の松本邦夫氏と松本和代氏が「笹子トンネル事故と組織罰-事故遺族として思うこと-」をテーマに講演。松本ご夫妻は、今回の事故を通じてあらわになった、事故調査や再発防止の課題を解決するために活動されています。
松本邦夫氏は「日本の刑法において、組織を訴える制度がないことは大きな課題です。新たに組織罰という法律を制定し、事故を起こした組織に対して厳正な処罰を与えることは、重大事故を防ぐことに繋がります」と話しました。そして、「組織罰を制定する目的は罰することではなく、安全対策を積極的に行う組織を多く生むことです。今後、同様の悲惨な事故が二度と起こらないように、また、同じ悲しみを味わう遺族が現れないように、私たちは活動を続けます」と締めくくりました。
- ホーム
- 関西大学について
- 大学広報・プレスリリース
- トピックス 一覧
- トピックス 詳細