関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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関西大学留学生別科設立10周年記念シンポジウムを開催

 3月11日、本学南千里国際プラザで、「日本語教育のこの先を見つめる-留学とは何か、留学生別科の役割とは-」をテーマに関西大学留学生別科設立10周年記念シンポジウムをハイフレックス形式で開催。対面参加は約50人で、オンラインでは2次元バーチャル空間ツールのoViceを用い、海外からの接続も含め50人以上の教育機関関係者や修了生が参加しました。

 本学では、2010年に策定された国際化構想「Kansai University Global Initiatives(GI構想)」の一環として、2012年に関西大学留学生別科を設置。 "関西大学しかできないプログラム"をめざし、「南千里国際プラザ留学生寮」の併設、ICTやe-Learningを活用したカリキュラム、手厚い学生支援など、これまで特色ある事業を展開してきました。

 本シンポジウムでは冒頭で、松井孝浩氏(文化庁国語課日本語教育調査官)が「文化庁における日本語教育施策について」をテーマとして基調講演を行い、「外国人材の受け入れが全国的に進み、地域における日本語教育の重要性がますます高まっている中、私たち日本人が外国人のみなさんに学びやすい環境を提供する努力をすることで、お互いにコミュニケーションを取りやすくなり、多様な文化を尊重した活力のある共生社会が実現します」と日本語教育の在り方について語りました。
 その後、第1部として「ポストコロナ時代の留学政策・言語教育とは?」をテーマに、本学外国語学部の嶋津百代教授の司会のもと、西原鈴子氏(NPO法人日本語教育研究所理事長・元国際交流基金日本語国際センター所長)、堀江学氏(IEEF 国際教育交流フォーラム代表)、カイト由利子本学名誉教授によるパネルディスカッションを行い、活発な意見交換が繰り広げられました。
 続いて第2部では「関西大学留学生別科の取組(研究発表)と未来」と題して、本学別科講師陣による教育実践・研究報告が行われました。

 最後に、留学生別科の今後の展望について修了生を交えてトークセッションを開催。2012年度修了生のチャナガン氏は「日本語は母国でも勉強することができますが、実際に日本で生活して日本人とコミュニケーションを取ることで日本独特の文化を学ぶことができました」と留学生別科の存在意義について語りました。

 当日は、シンポジウム終了後、同会場で同窓会・懇親会も開催し、旧友との再会を懐かしんだり、新たな繋がりを作ったりする有意義なひとときを過ごしました。

  • 留学生別科創立10周年記念シンポジウム
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