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社会学部が客員教授講演会を開催

  1月10日、社会学部が谷原和憲客員教授(日本テレビ放送網)の講演会「都市で生き抜く作法~1995阪神大震災から学ぶ~」を開催しました。谷原氏がこれまで被災地を取材してきて、その中から阪神大震災を取り上げたのは、大都市で震災が起きた時に生き抜くための知恵について、出席者のみなさんと一緒に考えてみようと思ったからです。

  講演で阪神大震災発生当時の新聞記事やテレビ番組などを紹介しながら、マスコミが試行錯誤した報道のあり方や失敗談、そして、その積み重ねが現在の報道につながっていることについて語りました。
  また震災の教訓から、「生命」の被害には迅速な情報提供や人々の日頃からの備えが必要であること、「生活」の被害は、震災以降の放送やネット等の変化により、情報が充実したこと、「心」の被害は元々人とのつながりが希薄な都市ではより深刻化しやすいこと、などを説明しました。

  最後に谷原氏は雑踏事故の恐怖や、火災の盲点、フェイクニュースなど、特に都市で起こりやすい被害についても自身の経験から解説し、「もし今、大地震が起こったら...を想像できることが都市を生き抜く作法です」と講演を締めくくりました。

  • 客員教授講演会
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