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第6回本問答「恋愛小説の愉しみ方」を開催

  千里山キャンパスで11月16日、宇山佳佑氏(小説家、脚本家)を招いて、第6回本問答「恋愛小説の愉しみ方~『ひまわりは恋の形』をメインテーマに読み解く~」を開催しました。

  本企画は「新入生に贈る100冊」の中から選んだ1冊を深く掘り下げていくもの。
  宇山氏は脚本家として、ドラマ『スイッチガール!!』『主に泣いてます』『信長協奏曲』などを執筆するとともに、小説家として『ガールズ・ステップ』『今夜、ロマンス劇場で』『君にささやかな奇蹟を』など、多数の話題作を世に送り出しています。今回は、究極のラブストーリー『ひまわりは恋の形』(小学館)が生まれたきっかけや制作秘話、および自身の読書について語りました。

  冒頭の自己紹介で、宇山氏は「元々は脚本家としてデビューしました。小説を書くつもりはありませんでしたし、自分に書けるとすら思っていませんでした。三谷幸喜さんのようなコメディ作家になりたいと思っていたので、今、恋愛小説家としてみなさんに読んでいただいていることに、人生ってわからないものだなと思います」と言い、自身が15歳の時に脚本家をめざすようになったこと、学生時代のこと、熱中して読んだ本のことなどを話しました。

  そして、恋愛小説の愉しみ方については、「恋愛小説として読まないことがいいのかなと思っています。僕の本に関しては恋愛小説として書いているという感じはあまりなく、物語の中で生きる人たちの人生を描くのが大事だと思っています。本を読みながらそこに生きる人々に寄り添ってもらえたら作家として幸せですし、折にふれて登場人物を思い出してもらえたらうれしいです」と話しました。

  講演の終了後には、参加した学生から次々と質問の手が挙がり、宇山氏は一つ一つの質問に対して言葉を選びながら丁寧に答えました。その後、希望する学生にはサプライズでサイン会も開催されました。

関西大学図書館のウェブサイト

  • 第6回本問答「恋愛小説の愉しみ方」
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