関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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春季人権啓発行事を開催(最終回)

 本学では、在学生や教職員の人権意識を高めるために、毎年春と秋の2回、人権啓発行事を開催しています。春季最後の講演会が6月6日に高槻キャンパスで行われました。

 当日は、レディース&ARTクリニック サンタクルス ザ ウメダ 副院長(婦人科医)の藤田由布氏が、「知っておかないといけない!女子のカラダのコト」をテーマに講演。講師の藤田氏は、本学総合情報学部の1期生であり、卒業後、青年海外協力隊でアフリカのニジェールへ赴任。ロンドン大学大学院でヘルスプロモーション学の修士号を取得し、JICA技術協力プロジェクトの専門家や米国の財団のコンサルタントなどを経て、一念発起してヨーロッパと日本の医師免許を取得しました。

 講演は「婦人科漫談セミナー」と題して、自称"日本で一番よくしゃべる婦人科医"の藤田氏が女性の健康について分かりやすく解説しました。
 20歳を超えた女性に自治体から婦人科検診のハガキが届くことに触れて、具体的な検査方法を、実際に検診で使用されている器具などを示して説明しました。また、生理痛やPMS(月経症候群)の原因と緩和方法、緊急避妊ピル、子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)のことなど、女性の身体に関する幅広い内容について話し、婦人科がより身近に感じられるような講演となりました。

 「実際に生理痛やPMSに悩む女性はたくさんいます。「生理痛は病気じゃない」と思い込んでいる方が多いですが、実は陰に重要な疾患が隠れていることも少なくありません。生理痛を我慢しないでください。婦人科のことならどんな些細なことでも相談してください」と藤田氏は訴えました。最後に「女性の健康を守りたいと本気で強く思いつつ、梅田サンタクルスクリニックで心を込めて日々の診療に邁進しています」と締めくくりました。

  • 春季最後の人権啓発行事
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