KANDAI
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千里山キャンパスで12日、高松塚古墳(奈良県明日香村)の極彩色壁画発見から50年を記念した講演会が開催され、約100人が参加しました。
まず行われたのは考古学と古代史の専門家3人の講演会。最初に、本学卒業生で、阪南大学の来村多加史教授が「東アジアから見た高松塚古墳」と題し、中国・高句麗の壁画をもとに、キトラ古墳と高松塚古墳を比較しながら壁画について解説。次に、本学博物館長を務める西本昌弘文学部教授が「高松塚古墳の被葬者論」と題し、被葬者の推定や所説について、多角的に解説し、自身の見解を述べました。そして最後に、文学部の米田文孝教授が「飛鳥の終末期古墳」を講演。古墳について、立地や設計、材質について近年明らかになってきたことを写真と共に説明しました。
続く討論会では、高松塚古墳が発見された当時の思いについて、来村教授は「考古学の道に進むきっかけとなった」、米田教授は「当時暗いニュースが続いていた中で、壁画発見は札幌五輪の日本初の金メダルと並ぶ明るいニュースだと思った」と語りました。また、西本教授は、「古代史を専門とする私が、まさか古墳について話をする日が来るとは思わなかった」と語りながら、歴史的大発見の意義についてそれぞれの意見を披露しました。
- 阪南大学 来村多加史教授
- 西本昌弘教授
- 米田文孝教授
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