KANDAI
TOPICS日常の出来事

学生の"考動"を促す学内広報誌『関⻄⼤学通信』のコンテンツ「なるほど・ザ・関⼤!」のアーカイブのなかから、大学にまつわるエピソードを紹介しています。今回お届けするのは、関西大学のスポーツの歴史です。
「走るだけなら馬でも走る。もっと本を読もう」のセリフで仲間を励ました関西大学出身の五輪選手を知っていますか?「三段跳び」選手の大島鎌吉さんです。
金沢市出身の大島氏は、1927(昭和2)年の第8回上海極東五輪で準優勝。非凡な少年ジャンパーとして全国に知られるようになります。
関西大学法学部在学中の1932(昭和7) 年、ロサンゼルス五輪では、競技前に選手村でのガス爆発に遭遇し、大火傷を負っての出場でしたが、三段跳びで銅メダルを獲得しました。
その後、大島氏は1964(昭和39)年の東京五輪で選手強化対策本部長、日本選手団長を務めました。東京五輪後のオリンピック・コングレスでは平和運動家・ノエル=ベーカー男爵らと行動を共にし、こうした世界的貢献に対し、その後、国際オリンピック参加者協会から日本人初の「五輪平和賞」を受けました。
このような功績を残した大島氏の考え方は、オリンピックの精神にひそむ平和主義や国際主義と共に、「人生で最も大切なことは、勝ったことではなく、けなげに戦ったことである」といいます。
近年ではパラリンピックの陸上種目に出場している和田伸也さんの活躍も目立ちます。2012 (平成24) 年のロンドン五輪の5000mで銅メダルを獲得、2016(平成28) 年のリオデジャネイロ五輪のマラソンで5位に入賞するなど、長距離界で注目されています。
関西大学には、大島鎌吉氏から、2018(平成30) 年の冬季平昌五輪4位の宮原知子さんまで輝かしい実績を残している選手、そしてこれから挑む選手がいます。
ロサンゼルス五輪の大島鎌吉選手銅メダルジャンプ
東京五輪レスリング(グレコローマン)で金メダルを獲得した市口政光選手
サッカー日本代表として活躍した湯口栄蔵選手
インスブルック冬季五輪で8位に入賞した佐藤信夫選手
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