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関大アーカイブズ「関西大学の図書館」

  学生の"考動"を促す学内広報誌『関西大学通信』のコンテンツ「なるほど・ザ・関大!」のアーカイブのなかから、大学にまつわるエピソードを紹介しています。今回は全国有数の設備と規模を誇る本学の図書館を紹介します。

  1914(大正3)年、福島学舎にわずか20坪の土蔵を購入し、改築したのが独立した図書館の始まりでした。その後1928(昭和3)年には千里山図書館(1955(昭和30)年に増築。現在の簡文館)、1964(昭和39)年には専門図書館(現在の円神館)を開館し、サービスや資料数、閲覧スペースを拡大しながら発展してきました。そして、1985(昭和60)年には地上3階、地下2階、総面積約2万m²の総合図書館が開館しました。

  蔵書数約225万冊、年間利用者約75万人という大規模な図書館に、個人の膨大な蔵書が寄付され、寄付者の名前などをつけた特別文庫が数十点あることはあまり知られていません。例えば「室原文庫」は国のダム造り政策をめぐって繰り広げられた闘争の記録である書籍や書簡、反対運動の垂れ幕などが収められ、徹底抗戦した市民運動家の反骨精神と本学の研究者らの誠実さが込められています。

  現在はキャンパスの設置に合わせて、高槻キャンパス図書館、ミューズ大学図書館、堺キャンパス図書館を分館として設置しています。図書館は本学蔵書を特徴づける個人文庫等の貴重資料の収集にも努めながら、教育と研究を支える学術情報基盤の中核として、今後も新たな取り組みを積み重ねていきます。

学内広報誌『関西大学通信』432号
学内広報誌『関西大学通信』462号

  • 関大アーカイブズ福島学舎(中央が図書館)
  • 210520_t_naruhodo02_s.jpg千里山図書館(現簡文館)
  • 210520_t_naruhodo03_s.jpg専門図書館(現円神館)
  • 210520_t_naruhodo04_s.jpg総合図書館