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外国語学部・内田慶市教授の最終講義を開催

  千里山キャンパスで2月19日、外国語学部・内田慶市教授の最終講義を開催しました。

  中国語学を専門とし、中国文法、言語理論、中国語史、中国語教育と多彩な研究を展開している内田教授は、1990年に本学に着任後も図書館長や東西学術研究所所長を歴任しながら、国内外でその知見を広めてきました。特にこの20数年は「西学東漸」と近代東西言語接触を主な研究テーマとし、新たな学問体系である「文化交渉学」を提唱。2005年からはCSAC、CSACⅡ、グローバルCOEプログラムで中心的役割を果たしただけでなく、2017年に選定された文部科学省研究ブランディング事業においても、関西大学アジア・オープン・リサーチセンター長として東アジア文化研究を牽引してきました。

  最終講義のテーマは「文化交渉と言語接触-道草ばかりの私の研究-」。学生時代、国語学を学ぶための第2言語として中国語を選択したことに始まり、語学から文学、思想哲学にわたり幅広く勉強できる環境で自然と研究テーマが中国語に移行したことを懐古し、上海での古書探しをきっかけに広がった復旦大学の研究者との学術交流やハーバード大学での在外研究など「多くの出会いが偶然でもあり、必然の縁であった」と振り返りました。また、学問の越境を目指した文化交渉学は、今や世界の学問研究の主流とも言えるほど認知されてきたことに触れ、幸せな研究人生だったと述べました。

  長い研究生活の締めくくりとなった最終講義の会場には数十人の教え子や聴講者が集まり、オンラインの配信では海外からの聴講など300人を超える参加者であふれました。内田教授は優秀な学生の育成に携わったことも教師冥利に尽きると語り「これまでの多くの人に支えられて長い教員生活を送ることができました。人生いまだ旅の途中。コロナで大変な時期ですが、これからも頑張っていきたい」と会場の拍手に笑顔でこたえました。

  • 内田慶市教授・最終講義
  • 内田慶市教授・最終講義
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