関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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人間健康学部・黒田研二教授の最終講義を実施しました。

  堺キャンパスで1月15日、人間健康学部・黒田研二教授の最終講義を実施しました。

  黒田教授は、1995年4月に大阪府立大学社会福祉学部教授として着任し、その後同学部学部長や人間社会学部学部長などを歴任。2011年に本学人間健康学部の教授に移籍し、長きにわたり教育・研究活動に従事しました。研究テーマは高齢者福祉、地域福祉、医療問題など多岐にわたります。また、堺市との地域連携事業や大阪府医師会の委員会委員長を務めるなど数々の社会的活動にも携わっています。
 
  最終講義のテーマは「精神疾患とリカバリー」。黒田教授は「医学部を卒業してから40年余りを、精神科医、公衆衛生研究者、社会福祉の教育研究者として歩む過程で、心の病をもつ人々との関わりは私にとって一貫したテーマだった。リカバリーとは単に元の状態に回復するということではなく、病を経た後に、人生の新しい意味や目標を見出し、希望をもって充実した生活を送れるようになる過程を意味している。リカバリーは、心の病をもつ人だけでなく、苦悩する人すべてにとってその実現が望まれる体験だ」と話しました。

  優しく気さくな人柄で、多くの学生から慕われていた黒田教授。学生をはじめ、この日駆けつけた卒業生や教職員らに見守られるなか、講義の最後に学生から贈られた花束を微笑みながら受け取り、「人生100年時代。生涯現役をめざしたいと考えている。若いみなさんも新しいことに挑戦して、社会や地域に貢献する生き方を模索してください」と言葉を贈りました。

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