関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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関西大学博物館で秋学期第2回「蓄音機で聴くSPレコード演奏会」を開催しました。

千里山キャンパスの関西大学博物館では「蓄音機で聴くSPレコード演奏会」を開催しています。上野製薬株式会社寄贈の「上野コレクション」と、元衆議院議長・伊吹文明氏寄贈の「伊吹コレクション」合計約1,700枚のSPレコードを所蔵しており、SPレコード演奏会では、これらのコレクションの中から厳選したレコードを蓄音機にかけ、その音色を楽しみます。

 演奏会で使用する蓄音機は、アウトサイドホーンと呼ばれるラッパ型のホーンが付いた「Victor IV型 TypeM(1909年製アメリカ・ビクター社)」と、「HMV193(1928年製・イギリス・グラモフォン社)の製造年代の異なる2機種。「HMV」の製造年1928年は、偶然にも博物館のある簡文館の竣工年に当たり、同じ時代に生まれた建物と蓄音機の縁が紡ぐハーモニーを聴くという貴重な体験ができます。

 10月24日の秋学期第2回の演奏会では、篠塚義弘学芸員が『見よ、勇者は帰る』『調子の良い鍛冶屋』『オンブラ・マイ・フ(ラルゴ)』『ハレルヤ』の4曲を選曲・操作し、解説を交えながら披露しました。
 SPレコードとは音を記録する円盤でCDと似た形をしており、レコードに刻まれた音の振動を蓄音機の針でなぞって取り出します。レコードは少しずつすり減り、音が微妙に変化するため、二度と同じ音色を聴くことができません。参加者は2台の蓄音機が奏でる音の違いを楽しみながら、一期一会の音色に聴き入っていました。

 次回10月31日(木)はコレクションの中でも数少ないポピュラーミュージック、12月の演奏会ではクリスマスにちなんだ曲目を紹介する予定です。ぜひご参加ください。


「蓄音機で聴くSPレコード演奏会」の詳細(PDF)




  • 蓄音機で聴くSPレコード演奏会
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