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ミュージアム講座「「かたな」についてのいろいろ」を開催しています。

  千里山キャンパスにある関西大学博物館で、2019年度関西大学博物館ミュージアム講座「「かたな」についてのいろいろ」を開催しています。

  博物館では毎年公開講座を開催しており、今年度のテーマは日本の刀剣文化。19日には無鑑査刀匠である髙見國一氏を講師として迎え、「現代刀匠として日本刀を鍛える」と題して実施しました。

  日本の刀剣文化は古墳時代の剣から始まり、その後、反りのある日本刀が現れ興隆期を迎えます。「三種の神器」の剣のような宗教的習慣は古くからあり武器以外にも用いられてきました。現代では美術刀剣として人々を魅了しています。

  髙見氏は、武器としての刀剣の姿形の変遷を示し、戦闘様式や時代背景による特徴および見方、また刀の原料となる玉鋼の作り方などを解説しました。実際に玉鋼を手に取った聴講者からは、その重さや輝きに感嘆の声があがりました。玉鋼を高温で沸かしながら何度も延ばしては切り、折り返してはくっつける鍛錬の様子や、焼き入れの時の温度やタイミングの見極め方など、豊富な写真や各作成段階の刀の実物を見せながら順を追って詳細に説明しました。
  質疑応答では考古学を専攻する学生などから活発に質問があがり、終了後は多くの聴講者が展示された刀を興味深く観察しました。

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