KANDAI
TOPICS日常の出来事
東京コンベンションホール(東京都中央区)で7月28日、堺市との共催でシンポジウム「世界文化遺産へのあゆみ 百舌鳥・古市古墳群と関西大学」in東京を開催しました。本学で7月15日に本シンポジウムを開催したのに続き2度目。考古学ファンら約500人が参加しました。
芝井敬司学長と宮前誠氏(堺市文化観光局長)の挨拶の後、まず十河良和氏(堺市世界文化遺産推進室主幹)が、登録にいたるこれまでの経過を説明しました。続いて徳田誠志氏(宮内庁書陵部陵墓調査官)が、故・末永雅雄氏(本学名誉教授)によって始まった調査研究が、今回の世界遺産登録につながったことを解説。その上で、宮内庁などによる仁徳天皇陵の調査結果やそれに基づく今後の保全についても言及しました。さらに海邉博史氏(堺市博物館学芸課主査)が、ニサンザイ古墳など巨大古墳で見つかった珍しい木製の橋など、これまでの研究成果を説明しました。
パネルディスカッションでは文学部の井上主税准教授の司会のもと、田中晋作氏(山口大学人文学部教授)が、古墳群の研究に着手した故・末永雅雄氏のユニークな研究手法やその成果を紹介。山田幸弘氏(藤井寺市世界遺産推進室室長)は石棺の復元など藤井寺市の独自の取り組みを説明し、文学部の米田文孝教授(本学博物館長)が今後の保全方法や関連の町づくりについて話すなど、活発な議論が展開されました。
総合情報学部・堀雅洋研究室らが開発した百舌鳥・古市古墳群マップアプリ
公式YouTubeチャンネル「もずふる動画チャンネル」
十河良和氏
徳田誠志氏
海邉博史氏
パネルディスカッションの様子
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