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シンポジウム「世界文化遺産へのあゆみ 百舌鳥・古市古墳群と関西大学」を開催しました。

   千里山キャンパスで15日、堺市との地域連携事業としてシンポジウム「世界文化遺産へのあゆみ 百舌鳥・古市古墳群と関西大学」を開催しました。

   この古墳群は堺市の「百舌鳥」、藤井寺市と羽曳野市にまたがる「古市」という2つのエリアで、4世紀後半から5世紀後半にかけて築造された巨大な墳墓を含む大小さまざまな古墳で、7月6日に開催されたユネスコ世界遺産委員会において登録が正式に決定しました。大阪府では初めての世界文化遺産です。

   前半の講演会ではまず十河良和氏(堺市世界文化遺産推進室主幹)が「百舌鳥・古市古墳群 世界文化遺産へのあゆみ」と題して、登録にいたるこれまでの経過を説明しました。続いて登壇した徳田誠志氏(宮内庁書陵部陵墓調査官)が「仁徳天皇陵の保全とその調査」と題して講演。故・末永雅雄本学名誉教授によって始まったこの古墳群の調査研究が、今回の登録につながったことを説明しました。その上で、宮内庁などによる仁徳天皇陵の調査結果やそれに基づく今後の保全についても言及。さらに海邉博史氏(堺市博物館学芸課主査)が、「百舌鳥古墳群における巨大古墳の調査成果~ニサンザイ古墳と御廟山古墳~」と題して、百舌鳥古墳群と古市古墳群の相違点や出土物について解説しました。

   後半のシンポジウムでは徳田氏、十河氏、海邉氏に加えて、山田幸弘氏(藤井寺市世界遺産推進室 室長)と田中晋作氏(山口大学人文学部教授)ならびに米田文孝氏(本学文学部教授・博物館長)が、井上主税氏(本学文学部准教授)の司会のもと、今後の保全方法や関連の町づくりなどを視野に入れた議論を行いました。


総合情報学部・堀雅洋研究室らが開発した百舌鳥・古市古墳群マップアプリ
公式YouTubeチャンネル「もずふる動画チャンネル」




  • シンポジウム「世界文化遺産へのあゆみ 百舌鳥・古市古墳群と関西大学」
    シンポジウム「世界文化遺産へのあゆみ 百舌鳥・古市古墳群と関西大学」十河良和氏
    シンポジウム「世界文化遺産へのあゆみ 百舌鳥・古市古墳群と関西大学」徳田誠志氏
    シンポジウム「世界文化遺産へのあゆみ 百舌鳥・古市古墳群と関西大学」海邉博史氏
    シンポジウム「世界文化遺産へのあゆみ 百舌鳥・古市古墳群と関西大学」
    シンポジウム「世界文化遺産へのあゆみ 百舌鳥・古市古墳群と関西大学」