KANDAI
TOPICS日常の出来事
本学では在学生や教職員の人権意識を高めるため、毎年春と秋に人権啓発行事を開催しています。2019年度の春季人権啓発行事は全7回の講演会で、その第4回目を27日に千里山キャンパスで行いました。
当日は、元公立小学校教員で多様性教育学習プログラムの推進活動などに取り組む沖本和子氏を講師として迎え、参加者らは子どもたちの「もちあじ」を活かした学校現場における集団・仲間づくりについて、ワークショップ形式で学びました。
沖本氏は「まずはこの時間、みなさんが安心して自分の話ができるように」と学ぶ場を作る方法について説明。その後、学校現場でのエピソードを紹介しながら、人にはさまざまな気持ちがあることを学ぶワークショップや、偏見や差別に気づく姿勢を養うワークショップなどを実施しました。参加者は考えたり書いたりすることで真剣に自身と向き合い、周りの人との交流では時に和やかな笑いも生まれ、会場はあたたかな雰囲気に包まれました。
最後に「“もちあじ”は一人ひとり違い、その人が生きてきた証で、とても大事なもの。だから自分の思ったことをどんどん発信してOK。子どもたちがそう心から思えるような学校・授業・活動であることを願います。また子どもたちには、日々受け取る情報において真実をしっかり見極め、偏見や差別などの問題に立ち向かえる人間になってほしい」と締めくくりました。
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