関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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関西大学博物館2018年度冬季テーマ展およびミニテーマ展を開催しています。

  1月28日から千里山キャンパスにて、関西大学博物館2018年度冬季テーマ展として「関西大学と村野藤吾  設計図・建築写真・絵画」展、ミニテーマ展として「瓦経展」をそれぞれ開催しています。

  「関西大学と村野藤吾  設計図・建築写真・絵画」展では、建築家の村野藤吾氏が設計に携わり、2018年3⽉に⼤阪府の指定⽂化財となった簡⽂館を中⼼に取り上げています。現在の簡文館は、1928年に大学昇格5周年を記念して建築された「旧図書館」と1955年の「円形図書館」、2006年の「増築棟」の3部分からなります。その内、指定を受けたのは「旧図書館」部分と「円形図書館」部分で、特に「円形図書館」は村野氏の代表作の一つとして有名です。
  村野氏は、1949年から1980年に千里山キャンパスのおよそ40棟の設計に関わり、その約半数が現存しています。展示は、村野藤吾の設計図、建設当時の写真、松浦莫章の油絵(教育後援会蔵)などを通して、関⻄⼤学の歴史を紹介した上で、「村野建築」の魅⼒を感じることができるものになっています。

  「瓦経展」では、貴重な⽡経とともに、経塚に関する遺物を紹介しています。瓦経とは、主に平安時代の終わりごろ、末法後に訪れる法滅に備えるため、仏教の経典が刻まれ土中に埋納された瓦です。紙に経典を書写した紙本経塚が江戸時代まで作られたのに対し、瓦経を納める瓦経塚は、当時隆盛した末法思想の影響で、平安時代後期の100年間に集中しています。博物館が所蔵する⽡経は、研究によって出⼟地と年代が判明している貴重なもので、現在も、原形や経典についての研究が進められています。

  本テーマ展は、2月28日(木)まで開催〔日・祝休館 ※1月31日(木)~2月8日(金)を除く。開館時間10:00~16:00〕。貴重な資料をぜひご覧ください。
関西大学と村野藤吾 設計図・建築写真・絵画展(関西大学博物館のウェブサイト)
瓦経展(関西大学博物館のウェブサイト)




  • 博物館冬季テーマ展
    博物館冬季テーマ展
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