文学部・澤井茂夫教授の退職記念講演会を開催しました。

  千里山キャンパスで8日、文学部・澤井茂夫教授の退職記念講演会を開催しました。

  澤井教授は、2004年に関西大学文学部の教授として着任。「イタリア・ルネサンス文化」を専門とし、特に、初期の説話と末期の自然魔術の研究に取り組んできました。イタリア関連の著訳書は数多く、また作家として小説も多数上梓しています。

  講演会で澤井教授は、「ルネサンス文化とギリシア人」を演題に、翻訳文化について、自身が携わった書籍出版時のエピソードにも触れながら説明し、翻訳がルネサンス文化にもたらした影響や、翻訳の奥深さについて解説。学生や教職員など多くの聴講者が熱心に耳を傾けました。
  最後に、澤井教授は学生へ向けて、社会に出てからも常に高い目標を掲げ、何事にも前向きに取り組んでほしいと熱いメッセージを送りました。