KANDAI
TOPICS日常の出来事

サンスクエア堺(堺市堺区)で16日、学生が同市において新ビジネス創出を提案するイベントとして、イノベーション対話プログラムAjiCon「SAKAINNOVATION~学生のイマジネーションで起こす堺ノベーション~」を開催しました。
本プログラムは、本学と堺市との地域連携事業の一環として実施したもの。商品開発やビジネスプランについて学んでいる商学部の学生が、企業関係者や研究者・消費者との対話を通じてさまざまなテーマやニーズ・課題に応じてアイデアを提案し、新ビジネスの創出や事業化につなげていく取り組みです。開催6回目となる今回は、素材にこだわったパンや洋菓子、果物等を扱う同市の食品会社4社とのコラボレーション企画。学生たちはニーズ提供者へ課題の聞き取りを行い、コンセプト開発から、市場・競合分析、価格設定にいたるまで、商学部生ならではの専門的調査に基づいた独自のビジネスを考案しました。
コンテストには、商学部の飴野仁子教授・荒木孝治教授・西岡健一教授・千葉貴宏准教授のゼミに所属する学生11チームが参加。親子でフルーツを楽しく食べる体験を通して次世代の消費者を育てる「おかしなお菓紙」や、本学の技術シーズである「不凍タンパク質」を用いて、できたてのパンをその場で提供する新しい形のパンフェア等の提案を行いました。会場には企業関係者や一般の方々を含め約100人が参加し、発表だけでなく専門審査員・一般参加者との活発な意見交換も行われました。
専門審査員と一般参加者による投票の結果、MARN's(西岡教授ゼミ)がチャンピオンに決定。同グループは、「ケーキで気持ちを自由に表現しよう」をテーマに、誕生日や記念日等の“特別な贈物”としてのケーキを開発し、それを若者が使うインスタグラムで発信することで、ニーズ提供者である堺市の洋菓子店「パティスリーアッシュ」が抱える「若い人がケーキ専門店にあまり買いに来ない」という課題の解決策を提案しました。
今回のビジネスプランの中には、実際に販売が決定した商品もありました。“食”を取り巻く環境が多様化している昨今、学生によるビジネスプランが“食”に関わるさまざまな課題を解決する一助になることが期待され、今回発表されたビジネスプランについて今後の動向が注目されます。
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