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高校教員対象セミナー「高校教員のための論理的な国語へ―ほんの初歩の論理学入門」を開催しました。

  千里山キャンパスで1日と8日の2日にわたり、高大連携センターが高校教員対象セミナー「高校教員のための論理的な国語へ―ほんの初歩の論理学入門」を開催しました。本セミナーは、本学文学部の品川哲彦教授が講師となり、現役高校教員の学習指導のスキルアップをめざすものです。

  新しい高等学校学習指導要領では、国語において「論理国語」が設定されています。昨年の12月に発表された「大学入学共通テスト」モデル問題の現代社会では、ロジカル・シンキングそのものの出題も出ています。本セミナーは、今後あらゆる科目で求められる論理的思考力の根幹を学んでもらうことを目的に実施されました。

  推論とは、あることについて考え結論を得るにあたり、例えば「Xである。それゆえにYである」のように、Xという前提からYという結論を導き出す思考の形式のことです。品川教授は「これからの国語では、文章の意味を正確に読みとる力、読みとった内容から適切な結論を導く力、自分の考えを十分な根拠を示した上で展開していく能力を養うことが重要である」と説明しました。
  参加した教員は、推論の妥当性を記号論理学で解く方法を学び、実際にいくつかの問題を解きながら実践的に学習しました。




  • 高校教員対象セミナー「高校教員のための論理的な国語へ―ほんの初歩の論理学入門」
    高校教員対象セミナー「高校教員のための論理的な国語へ―ほんの初歩の論理学入門」