KANDAI
TOPICS日常の出来事

大阪ステーションシティの時空の広場で、8月30日から9月6日まで、本学環境都市工学部の建築環境デザイン研究室と大阪ステーションシティ、武庫川女子大学との協働プロジェクト「Project OSC 2018」を開催しました。
7年目となる今年のタイトルは「空に浮かぶ〜時空の駅〜」。会場全体に架空の線路を出現させ、外部から遮断された空間ではなく、大阪駅を行きかう人々のざわめきや電車の走る音が聞こえながらも、落ち着いたくつろぎの時間も感じることができる駅上空の特別な場所であることをアピールしました。
「時空の広場」は多くの方が利用する公共の場所ゆえに、避難経路を妨げない、可燃物を使用しない、店舗営業の邪魔をしないなど、さまざまな制限があります。そのなかで学生たちは、何度も何度も協議を重ね、プロジェクトを進めてきました。施工当日は、本学と武庫川女子大学のプロジェクトメンバーが集まり、朝6時から夜8時まで作業し完成させました。
開催中は、足元に拡がる線路に気づいて電車ごっこをして遊ぶ子どもや、お気に入りスポットを見つけて写真撮影をする人など、それぞれの視点で駅上に現れた架空の線路を楽しむ人で賑わいました。また、週末にはパスケース作りや定期デザインしおり作りなどのワークショップや「Project OSC」の写真展も実施し、盛況を博しました。
建築環境デザイン研究室に所属する理工学研究科の森岡永遠さんは、「普段なにげなく通っている場所ですが、大阪駅上空という特別な空間であることを、もっと多くの人に認識してもらいたいと思い企画しました。架空線路に視線を向けると、駅から延びるいくつもの線路に気づきます。大阪駅を拠点とし、さまざまな地域へつながっていることを体感してもらえたら嬉しいです」と、単なるイベントではなく、建築を学ぶ立場から、大阪駅上にある「時空の広場」の可能性を感じてもらえるよう試行錯誤し、取り組んできた想いを語りました。
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