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千里山キャンパスで20日、認定NPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹氏による講演会「半径5メートルから社会を変える方法」を開催しました。
駒崎氏は、日本で仕事と子育てを両立する難しさや、社会全体で子どもを育てる難しさなど、誰もが感じる疑問や憤りを実際に行動して解決する社会起業家として活躍しています。「幼い双子が交互に熱を出したことを理由に1週間ほど欠勤すると、勤務先から解雇を言い渡された」。そんな話を耳にしたことをきっかけに駒崎氏は、「こうした問題を解決するために、子育ても仕事も両立できる社会を作っていこう」と決意し、認定NPO法人フローレンスを立ち上げました。
講演で駒崎氏は、「すべての子どもに保育を提供したい」と活動を始めた小規模保育事業「おうち保育園」の話など、待機児童問題の解決に向けた取り組みを紹介しました。また、障がい児保育問題について「対象となる子どもたちは、社会が適切に支援することで障がいを克服できます。しかし、受け入れのできる保育園はまだまだ少ないので、今後はもっと全国に広げていきたいです」と語りました。
最後に駒崎氏は、「自分の半径5メートル以内にもたくさんの問題が潜んでいます。その問題を認識することが解決への第一歩。重要なのは、解決するために何かアクションを起こすこと。身近な問題を解決することが、社会全体の問題を解決することに繋がります」と締めくくりました。
<講演する駒崎氏>
<司会を務める法学部・坂本治也教授>
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